今週はNinjaで!
こんにちは。
モリタです。
今週も雪が降って各地で混乱が起きたようですね・・・
滋賀県でも・・・
けっこう積もりましたよ!
雪が大好きな立入さんは、さぞ喜んでいると思ったら・・・
「もう雪飽きた!仕事が進まないから、もうエエわ!」と言っていました。
確かに試乗にも行けないし・・・
バイクを外に出せないと、店内は↑こんな状態ですからね★
まあ天気だけは何ともならないので、頑張って下さい!
それでは、ここから業務進捗を見ていきます。
今週はNinjaで!
N様のNinja
ヘッド周りからの異音が気になるということで入庫しました。
Ninjaのヘッド周りからの異音と言えば・・・
十中八九はあれですね!
カムシャフトの齧り★
Ninja系エンジンの弱点の一つですね・・・
この車輌は高年式車輌で
「対策済みロッカーアーム」が組み込まれているにも関わらず酷い状態でした。
ここは各社ヘッドバイパスオイルライン、
オイルの管理、暖機の仕方などにより齧りの発生を遅らせることが出来ます。
(それでも構造的に齧りを完全に無くすことは無理だと思われます)
ヨシムラST-1カムシャフト
今回はカムシャフト・ロッカーアーム交換で修理+αの内容となっております。
ヨシムラのカムは純正カムと違い、
カム山にオイルの流れる通路があり齧り対策となっています。
更に対策を施すなら、カムやロッカーアームなどへの表面処理が有効です。
カムシャフトへはWPC処理、
チップ付きロッカーアームのスリッパー面にはDLC処理なんかが有効ですね♪
カムスプロケットの長穴加工
ヨシムラST-1カムはボルトオンで性能が出る構成ですが・・・
性能をフルに引き出す為には、バルブタイミングを調整する必要があります!
その為に上記の長穴加工を実施しました。
バルタイ調整中です。
これにてヘッド周りの修理+αは完了!
ただ雪のせいで試乗に行けていません★
更にN様から足廻りカスタムについても、ご相談させていただきました。
「あとは大蔵省の許可が出るか!?」と立入さんと盛り上がっていました♪
モリタから、お二方へ一言!
細かいことですが・・・
「大蔵省」って古くないですか?今は「財務省」ですよ!
あとN様・・・
「ホイールはOZがオススメです!」と、もう一度背中を押しておきます☆
S様のNinja(フォーミュラーパッケージ略してFパケです)
メーターパネル構成の検討中です。
サーモスタットをアッパーカウル内へ移設
エンジンスワップでウォーターライン変更となり、ここへ移設しました。
Ninjaエンジンと同じ位置にすることも可能ですが・・・
キャブレターやアクセルワイヤーとのクリアランス確保の面から、
今回は移設という手段を選択しています。
サーモスタット固定用ステーを製作☆
アッパーカウルステーをクランプする形状となっています。
これでガッチリと固定され、且つスタイリッシュに仕上がります!
ウォーターライン配管製作
アルミパイプをパイプベンダーで任意の形状に曲げて・・・
更に折り返しのリブを設け、ホースの抜け止めとしています。
(ウォーターラインは高圧となるので、この抜け止めは必須です!)
ウォーターライン仮組み
先ほど製作した配管と純正ホースを組み合わせて接続しました。
あくまで補機類なので、必要以上に目立たせず・・・
しかし機能としては重要な部分なので、強固で安全性を確保した構成とします!
巷では「Ninjaに後継機種のエンジンはポン付け」と言われる風潮があります。
(確かにエンジン自体は比較的簡単に載りますが・・・)
チェーンラインの整列・ウォーターラインの加工・ガソリンコックの移設などなど・・・
実は補機類の加工作業が待ち構えています!
こういった部分は、
専門的な知識・技術・経験を持ったエンジニアに任せるのが一番の近道と感じます☆
(もちろんプライベーターで素晴らしい技術を、お持ちの方も多数おられますけどね♪)
うーん・・・
S様のNinjaを見ていると・・・
モリタもエンジンスワップがしたくなってきます!
いつか来たるべき時の為に、今から勉強しておきます!
そんなモリタのNinjaは・・・
フロント周りのメンテ中
自分のバイクのフォークなのに・・・
何度見ても、素敵なフォークだと思います♪
しかし良い時代になったものですね!
私のようなポンコツ中年でも、こんな素敵なフォークを装着できるんですから☆
プラグも新品に交換しました。
こういった比較的安価な部品は、消耗品と割り切って新品交換が良いですね♪
何より交換した!っていう満足感があります☆
もう少しで完成する予定です!
ここからラストスパートかけます!
充電中・・・
SHORAIバッテリー、オススメです!
KOUGA店でも取り扱っていますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。